青汁は健康維持に効果が期待できるとして有名ですが、どの青汁の原材料名にも表示されているのがケール。
野菜であることはなんとなく分かるけど「実際どのようなものなのか分からない・・・」という方がほとんどなのではないでしょうか。
そこで今回はケールの基本的な情報をはじめ、含まれる栄養素やその効果についてご紹介します。
目次
1.ケールとは
ケールは別名「葉野菜の女王」、「野菜の王様」などと呼ばれています。
このように呼ばれる理由はケールの栄養価が他の野菜以上に優れているから。
栄養素については少し長くなってしまうので後ほど紹介するとして、まずはケールの味や見た目などの基本的な情報をご紹介します。
1.1 ケールの歴史
ケールという名前は、この野菜を歴史上初めて栽培していたのがケルト人という民族であったことに由来します。
原産はヨーロッパの南部、地中海の沿岸とされており、今からなんと4,000年以上前にはすでに食べられていたといいます。
ケールが健康に良いことも古くから知られていたようで、「三平方の定理」で有名な数学者ピタゴラスはケールのことを「落ち着いた気分をもたらす野菜」と言っていたそうです。
日本にケールが輸入されたのは江戸時代。
当時は「オランダナ」や「サンネンナ」と呼ばれていました。
しかしこの当時、日本ではまだケールが食用とみなされておらず、あくまで観賞用の植物という扱いだったそうです。
ケールが日本で食用となったのは戦後、食糧不足に悩まされていた頃。
当時は栄養失調となる人が多く現れており、これを食い止めるために青汁が開発されました。
ただ、初めからケールを原材料にしようと決めていたわけではありません。
さまざまな野菜で試行錯誤した結果、栄養価の高いケールが原材料として適していると判断されたのです。
現在もケールは主に青汁用として日本各地で栽培されています。
1.2 ケールの見た目
ケール畑を遠くから見ると、キャベツ畑と間違える人も多いでしょう。
ケールは身近な野菜の中ではキャベツに形がよく似ています。
それもそのはず、実はケールはキャベツの原型とされている野菜なのです。
一番目立つ違いは葉の形状。
キャベツは葉が丸くなりますがケールは葉が広がっているのが特徴です。
1.3 ケールの味
ケール最大の特徴は他の野菜にはない独特な苦みと青臭さです。
この味は調理しても取り除くのが難しく、そのせいか日本ではあまり料理に使われません。
名前をよく聞くのにスーパーで見かけることがない理由はこの味にあったのです。
ケールが青汁の原材料であることは先ほども述べた通りですが、青汁のあの独特の苦みはケールによるもの。
とはいえ最近はメーカーの努力により苦みが抑えられ、飲みやすくなるよう工夫された商品が多いです。
ケールにもキャベツと同様、冬は甘く、夏は苦くなるという特徴があります。
これは寒く厳しい環境を乗り越えるため糖分を溜め込むことに加え、生命活動が抑えられて糖分の消費が少なくなるためです。
1.4 ケールの食べ方
日本ではあまり食べられないケールも、実はアメリカではメジャーな野菜。
栄養価が高いことからスーパーフードとして親しまれています。
日本でも外国人向けのスーパーがあれば販売されていることもあるようです。
苦みが強く日本人の口には合わないかもしれませんが、ロールキャベツのように肉に巻いたり、シチューやポタージュの具材として調理されたりします。
2.ケールに含まれる栄養素とその効果
栄養素1.ルテイン
ルテインは視覚と関係の深い栄養素。
体の中では網膜の一部、黄斑部という場所に多く存在しています。
網膜は目の外から入る光を写し取る場所で、黄斑部はその中でも視界の中心部分を司る部位。
読んだり書いたりなど、集中して目を使うためにはこの黄斑部が必要不可欠です。
もしルテインが不足し黄斑部の機能が低下すると、視界の中心部が見えにくくなり、文字など細かいものをハッキリと認識できなくなってしまいます。
ルテインには強い光から目を守る役割もあります。
たとえば最近はパソコンのディスプレイやスマートフォンなど、人工的な光を目に入れることが多いですよね。
そんな光の中に含まれる強い光がブルーライト。
ブルーライトは光の中でも特に強いエネルギーを持っており、長時間目に浴び続けるとさまざまな問題を引き起こします。
軽い症状であれば目の疲れやかすみ程度ですが、ひどい場合は視力の低下や網膜疾患につながることもあるのです。
ルテインは体内で作ることができないため、食べものから積極的に取り入れる必要があります。
ルテインが多く含まれる野菜はカボチャやホウレンソウ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜。
中でもケールは特に含有量が多く、その量はホウレンソウの2倍にも及びます。
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栄養素2.メラトニン
メラトニンは睡眠と深い関係があるホルモンです。
私たちが夜になると眠気を感じるのはメラトニンの働きによるもの。
分泌量が足りなくなると夜中に目がさえてしまったり、朝早く目が覚めてしまったりします。
メラトニンの分泌量は10歳程度をピークに、少しずつ減少していきます。
不眠症で悩んでいる方はメラトニン不足が原因かもしれません。
メラトニンはトウモロコシやカイワレ大根に多く含まれるといわれていますが、ケールに含まれる量はその数十倍にも及びます。
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栄養素3.βカロテン
βカロテンというと聞きなじみがないかもしれませんが、これはビタミンAの元になる栄養素。
ビタミンAが不足すると暗い場所で目が慣れにくくなったり、目の疲れを引き起こしたりします。
目の疲れについては自覚していない方も多いようです。
放置すると頭痛や肩こりを誘発するため、ちょっとくらい大丈夫と思わず積極的にビタミンAを取り入れたいところです。
ビタミンAは過剰に摂取しすぎても頭痛や目のかすみを引き起こします。
しかしβカロテンはあくまでビタミンAの材料。
体の必要な量に合わせて吸収率が変化するため、摂りすぎを心配する必要はありません。
栄養素4.ビタミンC
化粧品など、美容の分野でも頻繁に目にするビタミンC。
肌にハリを持たせるコラーゲンの材料となることがその理由です。
また、ビタミンCを摂取するとストレス耐性を上げる効果もあるとされています。
なにかとストレスに悩まされている方にはぜひ摂取していただきたい栄養素です。
栄養素5.ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、老化や病気の原因である体の酸化を防ぐ働きのこと。
ビタミンEを意識的に摂取することがシミやシワ、動脈硬化や生活習慣病の発生を抑えることにつながるのです。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することでより効果を発揮します。
ビタミンEは抗酸化作用をある程度発揮させた後、その効果が弱まってしまうのですが、ビタミンCが近くにあれば使い果たしたビタミンEの力を再びよみがえらせることができるのです。
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栄養素6.カルシウム
カルシウムというと骨をイメージする方が多いのではないでしょうか。
実際、カルシウムは骨や歯を作るという役割が大きいです。
そんなカルシウムがケールにどのくらい含まれているのかというと、なんと牛乳の2倍。
さらにカルシウムは牛乳に含まれるものよりもケールのような植物に含まれるものの方が高い吸収率になるといわれています。
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とはいえカルシウムだけ摂取していれば良いというわけでもなく、ビタミンなど他の栄養素の助けも借りなければあまり効果を発揮することができません。
カルシウムの恩恵を十分に受けるためには、やはり青汁のような複数の栄養素をバランス良くとれる食品がおすすめです。
栄養素7.食物繊維
食物繊維の効果も他の栄養素同様1つに限られませんが、一番うれしい効果はダイエットの役に立つことではないでしょうか。
ここでは食物繊維がダイエットにもたらす2つの効果について解説します。
ダイエットにもたらす効果1.便通を改善する
便秘とダイエットは無関係ではありません。
便秘を放置すると腸の動きが悪くなり、通常よりも無駄に栄養素を吸収してしまいます。
また腸の動きが悪いと代謝が下がり、消費カロリーが低下してしまうのです。
そんな便秘を解消する働きを持つのが食物繊維。
食物繊維には水に溶けて粘性を持ったゲル状になる水溶性食物繊維と、水を吸収して膨らむ不溶性食物繊維に分かれます。
ケールに多い食物繊維は水溶性。
ゲル状になった食物繊維が便と混ざり、柔らかくなることで便通を改善します。
ダイエットにもたらす効果2.血糖値の急激な上昇を防ぐ
私たちの体は食事をとると血糖値が上昇します。
血糖値が上昇するとすい臓からインスリンが分泌されるのですが、これは血液中の糖をエネルギーとして取り出したり蓄えたりする働きを持っています。
血糖値が急激に上昇するとその分インスリンも余分に分泌されるため、余分な中性脂肪がつきやすくなるのです。
食物繊維を摂取すれば糖の吸収をゆるやかにできるため、急激な血糖値の上昇を抑えることができ、太りにくくなります。
3.バランスよく栄養素を摂ることが大事
栄養素は1つだけ集中して摂ってもあまり効果を発揮しません。
なぜなら栄養素は体の中で相互に作用しあって効果を発揮するものだからです。
特定の栄養素が足りていないのであればサプリメントの摂取も効果的です。
しかし、全体的に栄養バランスの悪い食生活をしているのであれば、さまざまな栄養素を一度にまとめて摂取できる食事をした方が良いでしょう。
さまざまな栄養素が多く含まれるケールは複数の栄養を摂るためにピッタリな食材といえます。
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4.ドラゴンボールのケールって、野菜のケールと違うの?
ケールについて検索した方は、予測変換に「ケール ドラゴンボール」という表示を見つけたかもしれません。
ドラゴンボールといえばいわずと知れた漫画・アニメ作品。
実はこの作品中にケールというキャラクターが登場するのです。

ケールは作品中で強力な戦闘能力を持つ民族であるサイヤ人の1人。
このキャラクターに限らず、サイヤ人には野菜に関連した名前がつけられています。
もしかするとケールの栄養素が非常に優れていることを作者は知っていたのかもしれませんね。
5.ケールを摂るなら青汁が一番
日本ではケールそのものを手に入れることは難しいでしょう。
苦くて調理が難しいことも難点です。
その点、青汁なら手に入れやすいですし、独特の苦みも最近はかなり抑えられています。
ケールだけでも栄養バランスは優れていますが、青汁には大麦若葉や明日葉など他の食材もバランスを考えて配合されています。
この機会にぜひ青汁を試してみてはいかがでしょうか?
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